「実家じまい」という言葉を聞くようになったけれど、具体的に何をすればいいのか分からない——そんな方は少なくありません。
実家じまいとは、親の家や家財、契約などを整理し、住まいとしての実家を手じまいすること。片付け・売却・解体・相続手続きなど複数のことが絡むため、正しい順番で進めることが何より大切です。
この記事で、全体像と「何から始めるか」を整理していきましょう。
実家じまいとは
実家じまいは、親の高齢化・施設入居・死亡などをきっかけに、誰も住まなくなる(住まなくなった)実家を整理し、次のかたち(売る・貸す・解体する・管理する)へ引き継ぐ一連の取り組みを指します。
単なる「片付け」ではなく、家財整理・不動産・相続・家族の合意といった、複数の要素が関わります。
実家じまいで必要になること
- 家財・遺品の整理:物を仕分けし、残す・処分する・買取に回す。
- 名義・相続の確認:家が誰の名義か、相続手続きは済んでいるか。
- 家をどうするか:売る・貸す・解体する・管理する(保有)の判断。
- 各種契約の整理:電気・ガス・水道・保険・通信などの解約や名義変更。
- 家族の合意:兄弟姉妹で方針をそろえる。
実家じまいの進め方【5ステップ】
やることは多く見えますが、進める順番には基本の型があります。ステップごとに、詳しい記事も用意しています。
| ステップ | やること | 詳しい記事 |
|---|---|---|
| ①家族で方針を共有 | 兄弟姉妹で意見をそろえる | 意見が合わないとき |
| ②名義・相続を確認 | 名義変更(相続登記)の要否を確認 | 名義が親のままの場合 |
| ③貴重品・書類を確保 | 通帳・権利証・保険証券を先に押さえる | 亡くなった後にやること |
| ④家財を整理 | 仕分け・買取・処分 | 片付けはどこから |
| ⑤家の方針を実行 | 売る・貸す・解体・管理を決めて動く | 売るか残すか |
ただし、これはあくまで一般的な順番です。「親が元気なうち」なら準備・生前整理から、「家族がもめている」なら話し合いから、というように、あなたの状況で最初の一歩は変わります。
期間と費用の目安
実家じまいにかかる期間は、片付けだけなら数週間〜数か月、売却まで含めると半年〜1年程度が目安です。
費用は進め方しだいで、「片付け+売却」なら数十万円〜、「片付け+解体」まで行くと150万円以上になることも。内訳は実家じまいにかかる費用の目安で詳しく整理しています。
まず自分の「最初の一歩」を知る
実家じまいでつまずく最大の原因は、「やることが多すぎて、何から手をつけるか分からない」こと。
当サイトの診断では、8つの質問に答えるだけで、あなたが今いちばん優先すべきことと、次に読むべき記事・使えるサービスを提示します。まずはここから始めてみてください。
テーマ別に詳しく知る
- 片付け・整理:実家の片付けはどこから始める?/遺品整理の費用相場と業者の選び方/遠方の実家を片付ける方法
- 売る:実家を売るか残すか/相続した実家を売却する流れ/査定前に確認すること
- 空き家・解体:空き家放置のリスク/遠方の空き家を管理する方法/解体してから売るべきか
- 相続・名義:名義が親のままの場合/親が亡くなった後にやること
- 費用:実家じまいにかかる費用の目安
- 家族・準備:親が元気なうちに確認しておくこと/兄弟姉妹で意見が合わないとき
よくある質問
Q. 実家じまいはいつ始めればいいですか?
A. 早いほど選択肢が多く、負担も小さくなります。とくに親が元気なうちは、本人の意思を確認しながら進められるため理想的です。空き家を放置するほど維持費やリスクが増えるので、早めの着手をおすすめします。
Q. 何から手をつければいいか分かりません。
A. 状況によって最初の一歩は変わります。家族の合意→名義確認→貴重品確保→家財整理→家の方針決定、が一般的な順番です。迷う場合は診断で、自分の優先順位を確認してみてください。
Q. 一人で全部やらないといけませんか?
A. いいえ。家財整理は専門業者、相続登記は司法書士、売却は不動産会社と、それぞれ頼れる専門家がいます。自分でやる部分と任せる部分を分ければ、負担を大きく減らせます。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
A. 進め方で大きく変わります。片付け中心なら数十万円〜、解体まで行うと150万円以上かかることも。売却する家なら、売却代金から諸費用をまかなえる場合もあります。詳しくは実家じまいにかかる費用の目安をご覧ください。
※ 本記事は一般的な情報です。相続・税・登記の要件は個別事情により異なります。詳細は司法書士・税理士など専門家にご確認ください。

