実家じまいで見落とされがちなのが、電気・ガス・水道や通信などの契約の整理です。
親が亡くなったり施設に入ったりした後、これらを放置すると、使っていないのに料金が引き落とされ続けることがあります。
この記事では、実家に関わる契約・ライフラインの整理について、何をいつ止めるか、手続きの進め方を見ていきましょう。
整理が必要な主な契約
- ライフライン:電気・ガス・水道
- 通信:固定電話・携帯電話・インターネット
- 放送・新聞:NHK、ケーブルテレビ、新聞
- サブスク・会員:動画・音楽配信、各種会員サービス
- 金融・保険:銀行口座、クレジットカード、生命保険・損害保険
- その他:定期購入、リース契約など
いつ止める?残す?の判断
すべてをすぐ止めればよいわけではありません。片付けや売却が終わるまで残しておくべき契約もあります。目安を表にまとめました。
| 契約 | タイミングの目安 |
|---|---|
| 電気・水道 | 片付け・内見で使うため、売却・引き渡しまで残すことが多い |
| ガス | 使わないなら早めに閉栓してよい |
| 通信・サブスク・新聞 | 不要なら早めに解約して無駄な支払いを止める |
| 火災保険 | 空き家の間も建物の補償は必要。売却・解体まで継続を検討 |
| 銀行・クレジットカード | 引き落としの有無を確認してから解約 |
手続きの進め方
- 契約の洗い出し:通帳やクレジットカードの引き落とし履歴、郵便物から契約先を把握する。
- 契約者・お客様番号を確認:検針票・請求書・契約書類に記載。
- 各社へ連絡:解約か名義変更かを伝える。死亡に伴う手続きは、必要書類を確認する。
- 引き落とし口座の整理:口座解約の前に、引き落としが残っていないか確認する。
通帳の引き落とし履歴を見ると、契約先が芋づる式に分かります。まずはここから洗い出すのが効率的です。
契約整理チェックリスト
- 電気・ガス・水道の契約者番号を確認した
- 固定電話・携帯・ネット回線を把握した
- NHK・新聞・ケーブルテレビの契約を確認した
- 動画・音楽などサブスクの有無を確認した
- 銀行口座・クレジットカードの引き落としを確認した
- 火災保険など、残すべき契約を仕分けた
デジタル遺品にも注意
近年は、スマホやパソコンの中にしか契約情報がない「デジタル遺品」も増えています。ネット銀行・ネット証券・スマホ決済・有料アプリのサブスクなどは、紙の書類が届かず見落としがち。
スマホやパソコンのロックを解除できないと確認が難しくなるため、可能であれば親が元気なうちに、ID・契約の在りかを共有しておきましょう。
契約の整理は、実家じまい全体のなかの一工程です。ほかに何を先に進めるべきか、下の診断で自分の状況を確かめてみてください。
よくある質問
Q. 電気や水道はすぐ止めるべきですか?
A. 片付けや内見で使うため、売却・引き渡しまで残しておくことが多いです。ガスは使わないなら早めに閉栓してよいでしょう。使う予定に合わせて判断します。
Q. 契約先が分からない場合は?
A. 通帳やクレジットカードの引き落とし履歴、届く郵便物から契約先を特定できます。ネット系の契約は、スマホ・パソコンの確認も必要です。
Q. 名義変更と解約、どちらがいい?
A. 実家を使い続ける・売却まで維持する場合は名義変更、不要なら解約です。売却が決まっている契約は、引き渡しのタイミングに合わせて手続きします。
Q. 亡くなった後の公共料金は誰が払いますか?
A. 解約・精算までの料金は、相続人が負担するのが一般的です。まずは早めに解約または名義変更をして、無駄な支払いが続かないようにしましょう。引き落とし口座を解約する際は、未精算分がないか確認してからにすると安心です。
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※ 手続きや必要書類は各社・契約により異なります。詳細は各契約先にご確認ください。

